2018年01月14日
「全身疾患のある子どもの歯科治療」セミナー
東京国際フォーラムで行われた小児歯科のセミナーに参加しました。
写真は国際フォーラムに飾られていたかわいいクマさんのツリーです。
本日のセミナーテーマは「全身疾患のある子どもの歯科治療」でした。
私の恩師である、東京医科歯科大学小児歯科前教授、高木先生によるご講演です。
心臓や血液などの全身疾患があり、医学的管理の必要なお子さんの歯科治療には、その治療方法や使用するお薬に特別な注意が必要な場合があります。
当院では、全身疾患や障がいのあるお子さんの受診については、かかりつけの病院や療育の先生と相談させて頂きながら、可能な範囲での治療や予防処置を行います。
障がいの状態や程度によって、当院でどのような治療ができるかを判断いたしますので、まずはご相談にいらしてください。
(本人の受診が難しい場合は、適切な施設や対応方法をご紹介いたしますので、保護者の方のみでご相談にいらして頂いても大丈夫です。)

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2018年01月08日
子どもの言葉セミナー

東京医科歯科大学小児歯科医局の同門会に参加しました。
年に1度、同医局出身の歯科医師が集まって、意見交換や講演会などを開催しています。
卒後1年目の新人歯科医師から、何十年も小児歯科医療に貢献されて、今は引退されている大ベテランの先生まで、数十人が集まります。
懐かしい顔にもたくさん出会えて、とても楽しい会でした、
今回の講演会のテーマは子どもの言葉の発達について。
東京医科歯科大学言語治療部の言語聴覚士の先生によるご講演でした。
子どものお口の発達と言葉の発達には、密接な関係があります。
舌や上あごの形や、お口のまわりの筋肉の使い方が間違えた習慣になってしまっていることが原因で
言葉の発達が遅くなることがあるからです。
4歳くらいまでは、個人差がとても大きいのですが、
4~5歳をすぎてもちょっと聞き取りづらいかな・・とか、いつまでたっても赤ちゃん言葉が続くな・・とか
気になることがあるときは、ぜひご相談ください。

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2017年12月11日
こどもの歯ならび育成セミナー
子どもの歯ならび治療に関するアドバンスセミナーに参加しました。
まだ大人の歯に生え変わる前の歯ならびについて、「早くなおしたほうがいいですか?」という質問をされることがよくあります。
子どもの歯ならびは、遺伝などの骨格的原因で決まってしまうことも多いのですが、
それ以外に、小さなころからの呼吸の仕方や舌の使い方、お水の飲み方やご飯の食べ方、寝る向き、指しゃぶりやほおづえなどの癖が原因で歯ならびが悪くなってしまうこともとても多いです。
1本1本の歯をきれいに並べる治療は、大人の歯に生え変わるころから行うのが通常かもしれませんが、
生活の中でついてしまった間違った癖は、よりよい歯ならびに成長できるようになるべく早く修正したほうがよいと考えています。
抱っこのしかた、おっぱいのあげかた、離乳食の進め方が、その後の歯ならびに大きな影響を与えることがわかってきています。
当院では、赤ちゃんのころからできる、きれいな歯ならびを育てるための「歯ならび育成」を行います。
まだ乳歯だけれど、歯ならびが気になる・・・という方は、ぜひご相談にいらしてください。

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2017年11月26日
子どもの舌機能セミナー

子どもの舌の機能に関するセミナーに出席しました。
普段、安静にしているときの舌の位置は、どこが正しいかご存知ですか?
下の歯の裏側あたりや、上下の歯の間くらいの位置にあるという方も多いかもしれませんが
正しいお口の機能のためには、舌は上に上がってうわあごについているのが正解なのです。
舌の位置が上に上がることで、あごの形が整ったり、鼻呼吸ができるようになったりします。
舌の位置が下がってしまうことで、口呼吸になったり、歯ぎしりやかみしめなどのお口のトラブルがおこっているお子さんに
どんなふうに舌のトレーニングをおこなったらよいか、
実際にお子さんの患者さんも参加しての楽しいセミナーでした。
当院では、患者さんのむし歯や歯並びだけでなく
お口の機能が正しく育っているかどうか
舌や唇の力や使い方の成長についても見守っていきます。
お口が正しく成長することは、正しい食事や正しい呼吸につながります。
「むし歯がない」だけではない、「歯がきれいにならんでいる」だけではない、
元気なお口育てのお手伝いができる小児歯科でありたいと思います。

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